この記事は、現在シンドロームを利用されている会員さんに、実際にアプリを使った感想や体験談を語っていただき、利用者目線での使用感をお伝えすることを目的としています。
シンドロームをご利用いただく以前より、39年間オッズを使って競馬をしてきたMr.タッキーさん。異常オッズと出会ったことでアナログ競馬の限界を知り、競馬スタイルが激変したようです。パソコンは苦手としつつも、しっかり年間収支プラスと結果を出しているMr.タッキーさんにインタビューを受けて頂きました。
- ハンドル名 :Mr.タッキー さん
- 年代 :60代
- 競馬歴 :39年
- シンドローム歴 :3年
- シンドロームのスタイル:的中率と回収率のバランスを重視
- 趣味 :ゴルフ
- 経歴 :元飲食店経営者
のっけからですが、最近大きな馬券を当てたそうですね。
信じてみるもんですよね。
何を信じたんですか?
運営に三連複の馬券の考え方を相談して、実際にストラテジーテスターで検証をしてみました。数値を確認したら5年間プラス収支だったので、それを信用したんですよ。そしたら、ちょうど9月10日(土)中京11Rが的中しまして。
ホクホクですね。
ありがたいですね。過去最高配当でした。
ただ、三連複で48万の配当が付くようには見えなかったです。
去年より今年の回収率は下がるかなと思ってましたが、今年の方がいいですね。
今年は本来異常馬が走ってる3月とか、6月あたりがあんまりぱっとしなくて、7月以降なんかちょっと爆裂してるような感じですね。
6月を最後に一旦今までの買い方を停止しちゃったので、7月は分かんないのですが大きい馬券がきたのですか?
7月はそこそこ大きいのが来ました。データで見てみると5月は結構悪くて、4月は意外に良かったんだなあという感じです。6月はほぼ最終週に的中が集中しましたね。
そうですね。6月の最後の方に私も大きいのが来たんですよね。
1月、3月、6月ぐらいが一番良かったですね。
5月は私自身もひどかったですよ。
公式で出してる成績もちょっと5月はだいぶ足を引っ張られてる感じだったので 。
なるほど。まあ、でも良かったです。今年もおかげさまで。
プラスで推移していると違いますね。
このまま行くと2021年の回収率を上回ると思います。
シンドロームに入会して、だいたい3年ぐらいご利用いただいているんですかね?
今年の12月(2022年)で3年ですかね。
実際に使ってみて、利用前と後の印象はどんな感じでしょうか?
シンドロームは信用してましたよ。いつも話を聞いていたので。
でも、やはりどこかで不安がありましたよ。
どんな不安でしょうか?
実際にやってないので、結果が出ないと…。
周りがなんか言っていたとしても、自分で利益が出ないと不安ということですかね?
そうですね。それで開始3週目辺りで小さいのが当たったんですよね。
それが何回か続いて、はじめて1か月目位にちょっと大きいのが獲れたんです。賭け金が馬連とワイド100円の時に、42,000円ぐらいになった記憶があるんですね。
420倍ぐらいですね。
それからですね。信用というか、確信に変わったのは。
その時的中したのは馬連ですか?
馬連ですね。ワイドと馬連で適用していた時期でしたので。
スタートは確か2019年12月ぐらいでしたよね?
スタートは確か12月の2週目ぐらいだったんじゃないかと思いますね。
12月は結構扱いが難しい月ですね。
あんまり当たらなかったですね。
12月はワイドばかりが当たったイメージしかないですね。
12月は前半はすごく良くて、そのあと2週ぐらい悪くて、一番最後のホープフルステークス開催日でドカンと来る感じが多くて、安定していないイメージですね。
私は去年(2021年)の12月は良かったですね。
7月以降の6か月は不安定な成績なことが多いだけに、良かったです。
シンドロームを利用する前の競馬ってどんな感じでやられてましたかね?
予想スタイルとか、ぶっちゃけて勝ってたか、負けてたのか(笑)?
たまたま1レース当てるような競馬ではなく、年間を通してプラスの回収率になるように考えて競馬をしてきたつもりです。実際はそんなにうまくは行かないんですけどね(笑)。馬の種類とか騎手が上手いとか、そういうのは考えて競馬はしていませんでした。
どの辺を重視していたのでしょうか?
馬の組み合わせによるオッズから買い方を検討してました。
一番人気と組み合わせてみて、配当が許容できれば買おうかなみたいな感じですね。
オッズごとにまとまったブロックを作って、過去の成績と突き合わせて、特定のブロックの馬が来ていない場合に狙い目かなと考えていました。
ブロックというのは、いわゆる「断層」のことですか?
(単勝人気を人気順に並べたときに特定の人気の馬のオッズがかけ離れていること)
いや、そうではないです。オッズの範囲です。
例えば100〜200倍、300〜400倍のように分けていました。
配当レンジによるブロック分けをしていたということですね。
人気順に並べてみて、100〜200倍でどんな買い目が来ているかを見るということですね。
ちなみにどのタイミングのオッズをみているのでしょうか?
基本的にはレース直前ではあるんですけど、昔は、場外に買いにいっていたので見極めるのがすごく大変だったんですよ(笑)。オッズプリンターで印刷した紙か、TVに写ったオッズを見ていたので。
それは大変ですね。馬連とかワイドぐらいなら良いんですけど。
三連単の場合、紙で印刷したものを確認してられませんね。
現場で買う時に正直そこまで細かく確認できないですよ。自分で作っていたデータって言っても、そのように考えた通りに買えていないというのが現実です。
やはり、アナログツール故の欠点ですかね?
そうです。なので、シンドロームの競馬を見て思ったんですよ。私の使用していたデータなんてもうハナクソみたいであると思います。その時々で全然変わってしまうもので。
それでも、お話を伺って、他の方と違うと感じたのは最初からオッズに着目している点です。どの馬が一番人気かは誰もが意識しているのですが、オッズ自体をブロックで捉えるとか。多くの人は1レースごとの成績を意識しているので、聞こえてくるのは「この間のG1レース当たったよ〜」とかばかりで…。
実をいうと、私はあんまり馬の名前もレースも知らないんです。
数字でしか競馬を見ていないので。
それを伺った時に変わっているなと思いました(笑)。
私も同じで、今年の有馬記念はどの馬が来るかと聞かれると、答えに困ります(笑)。
私の場合は、回収率100%をどうやって超えるかが競馬だと思っているんで。
飲み屋のおじさん達が馬券自慢する時は、「この間のレースが当たっていた」とか、大きなレースが終わった翌日には、年配者の方たちが「何番の馬がきていた」とか、そのレースにしか、着目してないことが多いところですが…。
あれはあれで競馬の楽しみ方だと思っているんですけど、「自分でこの馬が強い」と思って研究した馬や、「こういう展開」っていう読みが的中したら嬉しいのでしょうね。それはそれで競馬の楽しみかなと思ってます。
もちろん、私もよく仲間内と翌日のレースの新聞を広げながら「ああだ、こうだ」と飲みながら話をするのは、競馬の醍醐味かなと思います。それに比べると、Mr.タッキーさんは、勝つ考え方というか、結果にこだわっているのかなっていう印象を受けました。
そうなんですよ。一番はじめに不思議だなあと思うことがあって、中央競馬場にはじめていったのが、中学ぐらいだったんですよね…。もちろん一人ではないですよ、連れて行ってもらったのですが、そしたら、大人の人たちが競馬新聞を一生懸命見ているんですよ。でも、◎ってだいたい一番人気ですよね。○が二番人気ぐらいです。あとは▲とか、△とかが8〜10番人気がついてて。そこで、私は「新聞見なくていいんじゃないのか?」と思ったんです。
今の考え方になったのは、そこからが始まりですね。
多くの人が参考にするのは新聞の予想印で、二重丸◎がたくさんついていると当然一番人気になりますね。
各新聞社によって本命党と穴党がありますね。本命党は一番人気に印がグリグリついていて、穴党はちょいちょいずらしながら印がついてますね。なのであまり参考にならないと思っています。
新聞社が違っても、さすがに穴馬に二重丸◎がグリグリついているのは、見たことが無いですね(笑)。
そうですね(笑)。
そんな経験から私の考えは変わってしまいました(笑)。
よりオッズにフォーカスするのが良いのではないかと考えるようになりました。
でも、実際に何番人気なのかが分からないとダメですよね?
一番人気の馬の連対率が高いことは間違いないですから。
そうですね。実際に勝率(1着に来る確率)で25%、複勝率(3着に来る確率)で66%あるので、3回に2回は1番人気の馬が馬券に絡んでいる計算になります。
オッズをいろいろ利用されてる事を伺いました。
私たちが扱っている「異常オッズ」に対するイメージはどんな感じでしょうか?
中央競馬ではあまり分からないんですけど、地方競馬だと締切直前ってオッズがすぐ変わってしまうんですよね。
私も経験があります。以前、大井競馬を見ていた時に、20分程前に万馬券だったものが、直前に一番人気になっていたので、直前にならないとオッズは参考にならないなと感じました。
それぐらい分母が小さいので、100万円程度賭けるとオッズが変わってしまうのかもしれないですが、それが異常ではないかと思ってました。
地方競馬は、中央以上にオッズによる人気の乱高下が激しいと私も思いました。
「関係者を通じて何かあるな」とは思っていたのは事実ですね。
やはり以前からオッズを使われていると、直前のオッズの動きというのは一般の人よりも敏感になるものですね。自分の見つけた穴馬が「こんなに人気になっているじゃないか」となるよりは、「何かこれ変な投票が入っているな」と考えるわけです。
そういう感じしますよね。中央競馬では売上が大きいので、そこまでオッズの差は分からないと思うんですけど…。まあ「異常オッズ」のイメージはどんな感じかと聞かれれば、私は「見えない力」という風に…(笑)。一般の人では分からないでしょうね。
ミエナイチカラ(笑)。某歌手の歌みたいですね。
実際に南関東はともかくとして、全国の地方競馬をみていくと八百長的な単語が検索ワードとセットで表示される競馬場が色々でてくるので、地方の方が「ヤリ・ヤラズ」というかイカサマっぽいことが行われているのではないか考えています。
それを可視化できたシンドロームはすごいなあと感じます。
また、「異常オッズ」は「私を幸福にしてくれる見えない力」なんです(笑)。
Mr.タッキーさんは、以前からオッズを活用してきましが、シンドローム使用後にどのような変化をしましたか? 重視している点などを教えて下さい。
回収率100%を超えることは当たり前として、的中率も意識するようになりました。それほど潤沢な資金があるわけではないので、あまり的中間隔を空けたくないのです。多少、回収率が低くても的中にこだわってます。
資金力によって狙える馬券がどこまで広がるかという問題もありますが、年に1回しか来ないような馬券をひたすら買い続けるのは、さすがにしんどいですね。WIN5の当て方はそれに近いものがあります。
それは異常オッズで拾うんですか?
ええ、もちろん。異常オッズで拾う方法はあります。ただ、直前オッズが使えないので、それ以外の異常オッズを使うのですが、1レースあたり100万円ぐらい賭けなければいけないんです。それで5,000万円当てるという形のようです。100円で5,000円の配当を狙う感じですかね。
それは資金が潤沢な必要ですね。
的中間隔がすごく間延びしますので、資金がないととても出来ないですね。
資金があって、効率的に的中したとしても、税務署は「ギャンブル」としか見てくれない。
申告の際に「雑所得」で申告しても「一時所得」になるのでWIN5はやるだけ損かなあと思ってます。たまに2億円、3億円的中させて国税がくるケースがあるようですが…。
そんな金額的中させた方はいるんですか?
弊社の会員さんではありませんが、国税が来たWIN5の案件の中にはいるようです。2億円ぐらいの馬券をWIN5で2本的中させたのですが、「一時所得である」という判断で大阪の公務員の方が数年前にニュースが出ていたので、WIN5はやるだけ損と考えています。
長い目で見れる方はいるんだろうし、お金さえあればそれでいいのかなあ。
馬柱の最下部にいる最低人気馬が、年に1回はくるんですよ。シンドロームでも異常が入っていたりするんですけど、それを狙い続けるにしても、シミュレーションを回してみたら500連敗とか普通にあるので、あまり現実的な馬券とは考えていません。Mr.タッキーさんは、どのくらいの間隔で的中すれば良いと考えてますか?
80連敗までなら許容できますかね。
80連敗もなかなかシビれますけどね。
的中率でいえば、8〜10%程度ですかね。
いまはどのくらいの的中率で設定していますか?
いまは三連複をメインに買うようになってから的中率が上がったんで、大体12%程度です。
人気薄の「穴馬」を狙っていくと、大体10%前後の的中率になっていきますよね。
はじめに設定した時は、的中率が10%前後だったと思います。いまは色々変更しましたが。
はじめた当初はワイドで的中率の底上げをしてたと思うんですけど、あまり資金がないということでワイドをカットして、馬連のみに切り替えたんですよね。
そうですね。当時ワイドがなかなか伸びてこなかったので。
公式成績で「ゴースト」というのを出しているのですけど、単勝と馬連とワイドなので的中率が35%程度あります。回収率で116.5%程度で10年間推移してます。
的中率が高いのは単勝とワイドのおかげですが、単勝を抜くと的中率が大体20%程度まで下がります。ワイドで的中率のかさ上げをしても、利益の大半は馬連ですね。
長い目で見た時は、やはりワイドはそんなに儲かんないですよね。
儲かる儲からないでいえば、やはり馬連とか馬単が儲かりますね。
ワイドは的中率は高いんですけどね。
そこまで回収率が低いものはやりたくないなと考えてます。
考え方のひとつとして、大きい馬券が当たるまでの間に資金切れしないように、ワイドを当てていくという考え方もあるかと思います。
そうですよね。分散していろいろやるというのもひとつの方法ですね。
以前は、単勝人気を見てからオッズごとのブロックで分けてたというお話でした。
それと今の競馬はどんな違いがありますか?
全然違いますね。私のやっていた競馬は恥ずかしいわけですよ。
やはり武器が違う。シンドロームは近代兵器ですから。シンドローム以前の私の競馬は適当なデータ。プラスちょっとした勘。
以前を武器に例えるなら「竹やり」です(笑)。
それでも以前の競馬年間収支はプラスでしたか?
いや、マイナスでした。いい時もあるんですけど、それだとなかなか続かないんですよね。競馬を統計的にとらえてデータを出すのは本当に難しいなぁと思いました。
私も異常オッズに手を出す前に色々研究したんですけど、年間で継続してプラスを出していくのはなかなか骨の折れる作業でした。
以前の競馬は、データを紙に書き出して地道にやっていくんですけど、なかなか勝てません(笑)。アナログスタイルではもう無理です。
手書きとパソコンを使うのでは全然差があると思います。
以前、競馬を研究している人なんかは競馬ブックは必ず買って、競馬新聞は年単位でためてるという人がいたんですけど、その人はそれだけ研究して勝ってたようには見えませんでした。
紙媒体での情報処理の限界ですかね?
紙媒体はもう30年前ぐらいに終わっているように感じますね。
いまは10万円程度で結構な性能のパソコンが手に入るので、それでデータ処理をした方が良いと感じます。
競馬を始めた頃「競馬報知」というのが出ていたんですけど、中央競馬だけの結果が1年間のレースごとに全部出ていたんです。私は唯一「競馬報知」の年末号を購入していました。それで色々研究して、どうやったらプラスになるかということを考えていました。だけど、今考えると1年間の結果というのは、意外にデータとしてあてにならないものだということに気づきました。
実際にシンドロームで思いついた戦略の検証をしてみたら、5年で見ればプラスでも、1年のみで見るとマイナスになるときもある。そういう風に考えると、1年のみプラスにできても、何でもないなと思いました。
以前、競馬必勝本で読んだやり方には、大勝するには「出目表」を見るしかないという方もいるみたいですね。
出目表も当たる時は、当たると思いますが、不確実さが激しいですね。
出目表は「この枠が出たよ」というのに賭けているだけですからね。
出目表に手を出したことはないですか?
出目表はやらないですね。ただ、出目表に近いのかもしれないですけど、統計的にこの辺りが来るのではないかと考えて競馬をやっていたことはありますね。まあ、いま考えるとそれも出目表みたいなものですね。
私も一時期枠番を研究したことがあって、シンドロームにもライブモニターとしてどの枠が来ているか見ることが機能をつけてはいます。2022年8月28日(日)の新潟競馬を例にすると、6枠が偏っているという風には見えるんですよね。
偏っているように見えますが、たまたまなんじゃないですか?
おそらく競馬を研究すると、素人はこのようなことは必ず経験するんだと思いますよ(笑)。
確かに。同日の小倉を見ると、全然枠番による傾向がないのが分かります。札幌は小倉と比べると少々6枠に偏って見えるのですが、小倉は全部の枠に万遍なく広がっているように見えますね。
競馬で勝つということを考えると色々な方法が先人によって研究されていると思うのですが、出目表はデータ的になさそうですね。
多分、出目表では無理ですね。出目表も突き止めると何か読み解けるのかもしれないですけど。私はあまりやらなかったので。
統計データをとると全然関係ないのではないかと気づくんですけどね。
確かに先ほどの新潟レースみたいに全然来ていない枠があると「何かあったのかな?」とは思いますが、事前にわかる事でもないですから。
仮にやったとしても、一番人気が来てしまうと配当的に面白くないですよね。
シンドロームに入会される前に、準備で苦労された点があれば教えて下さい。
苦労した点はあまりなかったと思うのですが、パソコンがあまり得意ではないので、ノートパソコンを購入しに行くのが嫌でした。シンドロームのサポート担当者に相談して購入したのですが、自分ではよくわからないです。
実際にパソコンを買ったあと、シンドロームをどのように利用していますか?
できる範囲で努力するしかないと考えてます。シンドロームはもっと便利な機能があるのはわかってるのですが、使いこなせないので悲しいと思ってます。
現在、自動運転を設定して放置しているのではなく、ライブで競馬も観ているのであれば、ライブモニターという画面を開くと、その日の異常馬動向、配当の高低を見ることができますよ。私はよくライブモニター画面を開いて「今日は異常馬が来ているか」を確認しています。
例えば2022年8月28日(日)を画面で見てみます。見るポイントとしては、「配当」と書いてある部分になります。これは数字が高いほど高配当を表しています。「動向値」と書いてある部分は、「異常馬動向値」というもので人気薄まで含めた異常馬がどの程度絡んでいるかを数値化したものになります。ちょうど札幌12レースが62.55と出ているので、まあまあ高い数値ですね。
8月28日 札幌12Rを見ると、Eゾーンに3頭馬がいて、その内の1頭が異常馬になり一着。
Mr.タッキーさんが的中させた2022年9月10日(土)を見ると、中山競馬は配当も低く、異常馬が全然走っていませんでした。同日の中京の11レースと12レースの「配当値」は777と636で、高配当が出たことを示しています。当該レースの「動向値」を見ると、絡んだ異常馬の動向値が68.32、236.39です。
Mr.タッキーさんが的中させた2022年9月10日(土)を見ると、中山競馬は配当も低く、異常馬が全然走っていませんでした。同日の中京の11レースと12レースの「配当値」は777と636で、高配当が出たことを示しています。当該レースの「動向値」を見ると、絡んだ異常馬の動向値が68.32、236.39です。
的中したレースである11Rを見ると、異常馬の定義としてはGゾーンが来ているので、ゴーストのルールよりも範囲を広げていないと的中することができないレースとなります。
異常馬の動向値で見ると中京12Rの方が高いのですが、配当指数は中京11レースの方が高い。中京11レースの実際の配当は三連複で48万ついているので、年間で何本でるかというレベルですね。中京12レースの方は、シンドロームのゴーストで的中することができるケースです。Eゾーンの異常馬が1着、Fゾーンの異常馬が2着に来ております。
過去検証していくと、三連単の高配当馬券の平均は70〜80万円ぐらいのレースになります。そのため、三連単で200万円つくような中京11Rは結構レアケースです。ただ、馬連の配当は中京12Rの方が高いですけど。
確かによく見てみると、配当がだいぶ違いますね。
それなので、相手馬を広くとって三連複を的中させたのではないかと。
Mr.タッキーさんが的中した馬券が、もし三連単であればえらいこっちゃという金額ですよね。
48万円は私の最高金額です。今までは三連単で36万円が一位だったのですが、三連複で超えてしまいました。
このレースは年間でも上位に入る高配当ですね。三連単で200万円を超えてくるようなレースはなかなか取れません。もし、自動運転と一緒にライブで競馬を観るなら、「ライブモニター」画面を開いておくと、その日は異常馬がどのような形で入って来ているかをいちいちレース予想画面を開かなくても見ることができます。
また一つ武器が増えました。
いま自動運転を主体に使用していると思いますが、自動運転や戦略を使用したシンドロームの競馬にはどのような魅力がありますか?
自動運転は、間違いなく時間と手間がいらないですよね。
これが一番…ではなく、二番目の魅力ですね(笑)。
一番の魅力は何ですか?
一番は異常オッズを使えば、誰でも自分にあった流儀で競馬が楽しめるということですかね。
なるほど。自分の流儀を戦略で組んでみて、過去の結果と検証して、実際に投票して儲かる点が魅力的であるということですね。
人によって色々流儀が違うと思うんですが、異常オッズを使えばいろんな結果になると考えています。そんなに悪い結果にはならないので、自由に戦略を考えられるのが楽しいと感じています。
流儀という部分でいえば、ひたすら穴馬に賭ける人と、ある程度手堅くいきたいという人がいて、同じ数字を見ていても人によって考え方に差が出てくると感じました。
ちなみにMr.タッキーさんの流儀は何でしょうか?
資金を減らさないである程度の的中率を保ちながら、資金を増やしていくことです。賭け金を増やすために元手を増やしていきたいというのがいまの気持ちですね。
ゆくゆくは三連単に移る予定ですかね?
資金が豊富になれば是非三連単の方でやりたいと考えております。
いまはちょっと厳しいかなと考えてます。
三連単は資金も必要ですけど、買い目がすごく増えるので組み合わせをどうするかが非常に悩むところです。三連複だとしたら一通りの買い目で済むところが、三連単の場合は何通りも定義しなければいけなくなります。
基本的に三連複は、三連単の6分の1の買い方で良いわけなので、買い目の組み合わせは当然減ってきますね。
私は三連単主体で購入しているのですが、印の組み合わせが膨大で、購入しているはずなのに、購入ができていなかったということがありました。三連単は配当が大きいですが、それだけ管理が難しいですね。回収率を200%超えさせることを考えると、三連単をもっと積極的に使わないといけないところですが、三連単を使わなくても回収率150%なら出せますから。
どんな資金力でも一年間見ることができると思いますが、精神的な部分がついていかないときありますね。1〜2か月マイナス額が増えてしまうと、やはり精神的に良くないです。いずれ一年ぐらいを見越しての競馬をやりたいとは考えてます。
それはすごく分かります。いま考えている回収スパンとしては、三連複もしくは馬連、ワイドを使って、ひと月に大体1〜2回程度はしっかりした配当を的中させるような形で戦略を組んでるということでしょうか?
的中率10%程度を目標としているので、もうちょっと的中することを目指しています。一日10レースやったとしたら、ひとつは的中させたいですね。
異常馬が来るか来ないかに左右される部分もありますしね。今購入している中心としては、人気薄を軸にしているという形でしょうか?
いまは少しやり方を変えています。異常馬ではなく「総合指数順位」を目安に購入しています。オフシーズン(7〜11月)の今だけですが。12月からは戦略を戻します。オフシーズンの対策をしたいと考え、いま色々試しております。総合指数順位は、的中時の配当は少ないのですが、的中させやすいと感じたため使用しています。
以前飲食店を経営されていたと聞いてます。また機会があればやりたいですか?
その場合、引き続き競馬は続けていきたいですか?
店はやってみたい気持ちは確かにあります。ただ、1回やってみて経営能力がないことは分かったのでもうやらないと思います。でも、競馬は続けます。やめません。
実は、会員さんで飲食店を経営されている方の比率が意外に多いんです。ピザ屋、カレー屋、居酒屋、ラーメン屋等を経営されているようです。例えば、ラーメン屋さんだと「土日がずっと営業をしているので、競馬ができない」という相談を受けて、自動運転を提案しました。
いまはどうか分かりませんが、よく場外では、飲食の服装で馬券を購入しに来ている方をいっぱい見ましたね(笑)。
お昼休みの時に購入していた方が多かったんですかね。
やはり、仕事をやる時は何か楽しみが欲しいのでしょうね。
飲食は色々なお客さんが来て、やはり競馬の話もするので興味が引かれる部分があると思います。お客さん同士の「この馬来そうだ」という話を何気なく聞いているのかもしれませんね。
その情報を持って買いに行くのかもしれません(笑)。
Mr.タッキーさんのお店は、夜から営業をするお店だったと思いますので、土曜日の夜とか大きいレースの前日は競馬新聞を広げている方いたんじゃないでしょうか?
競馬新聞を広げている人もいましたが、それほどの競馬ファンはいなかったですね。私としては競馬新聞を広げてもらった方が面白かったと思います。あまりそういうお客さんはいなかったですね。
たまに真剣に競馬新聞を広げている飲食店さんもありますが、それよりも、にぎやかにお酒を飲んでいる層の方が多いですね。
以前、大きな配当が出たレースを取りこぼしたと聞きましたが、どんな失敗がありました?
ポケットWi-Fiの時は何レースか買い目の取りこぼしがありました。
そういう時に限って大きい配当が来ていたり(笑)?
的中していたレースもあったのかもしれませんが、的中如何を問わず、購入ができないとつまらないです。本来、異常オッズ的には締切直前のオッズの方が良いはずなので。
やはりポケットWi-Fiだとちょっとオッズの落ち方が違いますか?
間違いなく違うと思います。あとになって「これ購入ができていないんじゃないのか」というレースがいくつかありました。それは数秒間の間の出来事だったと思ってますが、ポケットWi-Fiでは無理なのではないかと思いました。
ポケットWi-Fiは投票が間に合わなかったりというケースがあったので、あまりおすすめはしておりません。
オッズが来てから、購入するまで5秒以上スピードが違ったと思います。
光回線の方が、投票タイミングをギリギリまで待つことができるようになりました。
結構、締切ギリギリにオッズが落ちてくることがあるので、通信環境のせいで購入ができなかったというのは悔しいと思いますね。その馬券が的中していた日は死にたくなる(笑)。
そうですね。何回かそのような現象があったのは事実ですね。
そういうことを踏まえると、パソコンと通信環境はしっかりしておいた方が良いのではないかということですね?
間違いないですね。気になるのはWi-Fiがダメでもパソコンが優秀ならカバーできるものなのでしょうか?
結構、通信速度の差があると思います。以前オフ会をやったとき、20名ぐらい会員さんが集まり、貸し会議室のWi-Fiを使用して競馬をしていたことがあります。Wi-Fiは同時に接続できる台数が決まっているので、オッズの更新音がまばらに聞こえてくる状況でした。場合によっては30秒くらいオッズ更新に差がついたこともあり、通信環境はパソコンの性能以上に重要といえそうです。
ポケットWi-Fiと光回線は、利用料金があまり変わらなかったので、光回線が利用できるならそのほうがいいですよ。
戦略を作る上でどういった点を工夫されているか教えて下さい。
的中しない期間を減らしたいですね。例えば、オフシーズンの時期(7〜11月)がそうです。いまの時期はプラスにならなくとも、マイナスにならなければ良いと考えております。それをどうしたら良いのかというのをストラテジーテスターを回して確認をしているところですね。いまのところはなかなか発見できていないです。
私も「毎月プラス収支に持っていく」というのをずっとテーマにしてはいるのですが、難しいですよね。年間プラス収支を達成するのは簡単に達成できるのですが、すべての月をプラス収支で終わらせるのは意外に難しいです。
せめてとんとんでいいので、月でマイナスにならないようなやり方がないかなと思ってやってますが、ちょっと見つけられてないですね。
大きい配当を的中させようとするとどうしても人気薄に寄ってしまうんで、2か月マイナスが続いたりしますが、そこを人気サイドの馬券でカバーした方が良いのかは研究中です。年間でプラス収支は簡単ですが、毎月プラスはなかなかハードルが高いようです。
ずっとマイナス収支が続いてしまうと、あまりいい気はしないですよね。今までの最長マイナス期間は4か月程度です。年間トータルで儲かれば良いので、それほど深くは考えてないですけど。
ちなみに、去年(2021年)の回収率はどのくらいでしたか?
138%程度です。
それは普通の人よりは全然高いですね。私も2021年後半戦でやられはしましたが、最終的に回収率185%でした。
ちょっと次元が違いますね(笑)。私は回収率138%で満足ですね。
今いかに損失を減らせるかを色々研究されているとのことでしたが、2021年も損失を減らせば、Mr.タッキーさんの回収率も150%を超えたりするわけですね。
回収率150%は超えることができると思います。でも、運営の方がまだ答えを見つけていない状況であれば、私はきっと答えを見つけられません。
三連複をメインに購入されてるようですが、なにか理由がありますか?
的中率、回転率を優先して、三連複の購入にしました。
二連系馬券(馬連・ワイド・馬単)は購入しないのでしょうか?
会員の方々にも最初におすすめしているのが馬連とワイドであって、私自身も馬連、馬単、三連単という形で拡張していくので二連系馬券を購入しないのか気になりました。
今年(2022年)はもう購入しないと思います。年が明けたら馬連を購入しようと思います。年内にどうするかは検討しますが、いまは三連複を重視してやっております。いまはお試し期間中です。今は、とにかく的中させたいです。
確かに指数のみの三連複だと、そこそこ的中しますね。
そこにもシンドロームの魅力があるんです。穴馬にも買い目印がつくんです。たまに大きいのも的中するんですよ。しょっちゅう起こることではないですけどね。たまに人気薄で指数順位が高い馬がいて、購入したら的中して大きな馬券になるんですよね。
指数順位は、人気サイドにつきやすい傾向はあるんですけど、たまに中穴〜大穴辺りに指数順位が高い馬が発生しますよね。本当に大きい異常票が入った時は、人気薄の馬も指数順位で拾えます。
それが魅力です。
いまはそういうことを色々試している期間ということでしょうか?
指数で購入していると、あまり資金が減らないのが事実なんですよ。
そうですね。7〜12月までの期間は、あまり無理する時期ではないと思います。今年の2022年1月に関しては、たくさんの異常馬が走っていたこともありますし。
1月のはじめは大儲けさせていただきました(笑)。
最後に今後の方針や、シンドロームに期待することを教えて下さい。
競馬に関しては何もないです。競馬は週末にしかないので他に何かやりたいです(笑)。一週間は長いです。地方競馬には対応しないのでしょうか?
「地方競馬は対応しないのか?」という声はあるのですが、先ほど話したように地方競馬はオッズが下がりやすい部分があるので、検討で終わってます。
単勝か、三連単のみとかではダメですかね?
三連単も大きく下がりそうですよね?
下がるとは思いますが、単勝とか馬連みたいには下がらないのではないでしょうか?地方競馬版の場合、賭け金を1万円以上賭けてはいけないみたいなルールを作ってみるのはいかがでしょうか?
確かに何らかのルールを作らないと、オッズが一気に下がりそうですね。
会員さんの中には1レースで10万円ぐらい賭けてた方がいますよね?
三連単に手を広げていくと、いやでも1レースの賭け金は10万円超えて来ますよ。ただ、1レースの賭け金が20万円を超えてくると、外れた時はサラリーマンの1か月の給料が1レースで飛ぶので、金銭感覚がおかしくなってきます。
私でさえ普通のサラリーマンでは賭けることができない金額を賭けていますね。手取りでいいとこ30万円ぐらいの人が多いわけですよね?
そうですね。それを1日で使ってしまったり、下手すると1レースに賭けてしまったりとか…。それでも複利で増やしていくわけなので。私もスタートしたときは原資30万円程度でした。
やはり複利は魅力的ですね。徐々に増えていってしまいますからね。
アインシュタインをして「20世紀最高の発明品は複利である」といったぐらいですからね。実際に競馬の収支を見ていくと、年間の賭け金で「こんな金額賭けたかなあ」と思いますけど、元々の入っているお金を的中したら増やすという複利で動かしているので、結果的にはマイナスにならなければ賭け金が増えていくんですよね。
最高の投資ですね。
Mr.タッキーさんがテーマにされていた「へこみをいかになくすか」というのは重要課題ですね。
へこむといっても、全然的中しないわけではないですからね。
翌年のお金が残っていれば、ずっと増えていくと思いますので。
本当ですよ。複利で増えていきますから。
最初は小さいと思いますが、雪だるま式に増えていきますよね。
複利を実感していくと、みなさんそうおっしゃります。
私はまだそこまで達していないのですけどね。もう少しかなあと思ってます。
おそらくそこはすぐに突き抜けられると思いますので。去年の段階で回収率130%を超えていれば、一番最初の賭け金より絶対増えていると思います。もっとガンガン増やしていけるといいですね。
いやいや、もうみなさんのおかげです。
長いインタビューになりましたが、ありがとうございました。
ありがとうございました。
39年間独自にオッズを使って競馬をしたのち、シンドロームと出会い異常オッズの考え方に共感を得たMr.タッキーさんにインタビューを頂きました。
パソコンが今日のように普及する以前からオッズに注目して競馬をしていたこともあり、アナログとデジタルによるオッズ競馬の違いと、アナログ競馬で勝つことの限界を教えていただくことができました。
「パソコンは苦手」といいつつ、ソフトを活用し回収率138%をの結果を出していることから、アナログ競馬を脱却し、デジタルを活用した独自のオッズ競馬を実現できていることが伺えます。
この記事は、シンドローム利用者の中から普遍的な使い方、独特の使い方をされている会員さんに焦点を当て、少しでも読者の方にシンドロームを知っていただく、会員の皆さんには刺激になってもらえることを願い制作しました。