あなたは競馬の「賭け金」を意識していますか?
1点100円や1,000円など、1レースにかける全賭け金からなんとなく逆算で決めていませんか?G1など大きなレースにたまに参加するだけなら、これでもよいかもしれません。
しかし、いずれかに当てはまる場合は、この考え方を改めたほうがいいかもしれません。
- 毎日競馬をする
- 三連単を買う
- 1レース当たりの賭け金が1万円を超える
当たり前ですが、競馬をするには馬券を買う必要があります。
つまり、お金がなければ馬券は買えません。
賭け金も「お金」である以上、ただ何となく決めていると、あとあと大きな損をするかもしれません。この記事は「競馬予算」や「賭け金」に関するお話です。
1.予算を決めることの利点
ひと月に競馬に使えるお金は人それぞれです。3万円の人もいれば10万円の人もいます。
当然、金額が多ければ多いほど、できることが増えてきます。
まずは、その点を整理してみましょう。
(1)より高配当の馬券を購入できる
資金に余裕があれば、的中率が低く高配当を狙える三連単などの馬券を購入できます。
もちろん、100円からでも三連単は購入できますが、1点当たりの的中率を考えると、できるだけモレのないように、手広く買う必要があります。
ボックスやマルチを多用するのなら、三連複を買ったほうがいいですね。
軸馬の1着固定などにすれば、購入点数は抑えられますが競馬に絶対はありません。
点数を抑えて取りこぼしが発生することもあります。
(2)軸馬を複数設定できる
軸馬は「馬券の中心になる馬」を指します。軸馬は人気サイドの場合もあれば、穴サイドの場合もあります。ガチガチの人気馬を軸にするのではなく、穴馬を軸にする場合は、複数の軸馬を設定することで、的中率をアップさせられます。
三連馬券を購入する場合、軸馬もしくは、準軸馬(2着付けなど軸馬からぶつける馬)を分散させることで、的中率をアップさせ、馬券収支を安定させる効果を望めます。
(3)資金配分で賭け金の強弱をつけられる
10点の馬券を購入する場合、それぞれの買い目に同じ金額をかけるより、来る確率の高い馬や高配当になりそうな馬の賭け金を増やすことで、回収率をアップできます。
パソコンを使って競馬をしたことがある人なら、オッズに応じて賭け金を変える「同一回収率配分」などを使ったことがあるかもしれません。
賭け金の強弱は、競馬で長期間利益を出す場合には、非常に重要な意味合いを持ちます。
2.予算別でできること
人気馬中心なのか、穴馬中心かでも、必要な予算はがらりと変わってきますが、ここでは異常オッズのシンドロームを使った場合の目安をまとめてみました。
予算額はひと月当たりの馬券のみ、その他費用は含みません。
月予算 | できること |
8万円~ | ライブ企画「100万円を1000万円チャレンジ」と同じようなことが可能 |
4万円 | 三連単の購入可能。二連系馬券+三連馬券の基本形が組めます |
2万円 | 馬連、もしくはワイドの購入可能。賭け金は固定 |
1万円 | 単勝、複勝中心で、賭け金は固定 |
月4万円使えるのであれば、資金配分はもちろん、複数の券種を組み合わせたオトモ馬券もある程度買えるようになります。それ以上になれば、賭け金の強弱をつけたりと、もっと自由度は広がります。
月予算と書いていますが、負けた時を想定して12か月分の48万としたほうがよいでしょう。毎月4万負けてもいいと考えるのではなく、48万の予算のうち、どの程度の損失が出ているのかを意識しやすくなるためです。
負けを想定しているのは、穴馬を中心に買う場合、連敗は十分に起こり得るためです。
競馬は勝負事なので、勝つこともあれば負けることもあります。
長く競馬で利益を出すためには、負けた時のことを念頭に置くことが重要です。
3.最後に
競馬資金(予算)は、あなたのスタイルに合わせて決めればいいと思います。
お小遣いの範囲内でやるのなら、自ずと月当たりの資金も見えてきます。
少ない資金でも
- 購入レースを絞り込む
- 軸馬を1頭に絞る
- 購入する券種は的中率を重視する
などで対応可能です。
ただ、常に1点100円で購入する三連馬券よりも、賭け金に強弱をつけた馬連の方が利益につながりやすいのも確かなことです。そして、馬連が外れた時の保険として、ワイドを組み合わせたり、軸馬を2頭にして保険をかけたり、できることを増やしたほうが馬券収支は安定して向上します。
是非、今後の競馬ライフに活かしてください。