フェブラリーステークス<G1の裏表>

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フェブラリーステークスはダート重賞としては、最も古い歴史を持ちます。最初はG3として1984年にスタートし、1994年に現在の名前になりました。G1に昇格したのは1997年であり、中央競馬で最初にG1に指定されたダート競走であります。

また、2007年からは国際競走になり、現在ではブリーダーズカップチャレンジに指定され、優勝馬は「ブリーダーズカップクラシック(国際競走)」への優先出場権を得ることができます。

一般競馬情報

G1開幕の狼煙を上げるフェブラリーステークスが2025年2月23日(日)に開催予定です。
一般競馬情報を見ると、今年の注目馬は以下の4頭が挙げられます。

注目馬      特徴
コスタノヴァ優先出走権付与レースの2025年根岸ステークスで2位に4馬身差つける圧勝
エンペラーワケア2024年エニフステークス、武蔵野ステークスと連勝中
ミッキーファイトレパードステークスで勝利した期待の新星
ペプチドナイル連覇が期待される2024年フェブラリーステークス勝利馬

一般競馬情報を見ると、G1初挑戦とはいえ、東京競馬場で過去5戦5勝の経歴を持つ「コスタノヴァ」が一番人気となりそうです。
それに続く形で、ダートで100%の連対率を誇る「エンペラーワケア」、期待の新星「ミッキーファイト」、昨年フェブラリーステークス覇者の「ペプチドナイル」が人気に名を連ねており、上記4頭を本命候補に挙げられる方が多いと推察しています。



2025年02月23日 東京11R フェブラリーS

発走:15時40分 ダ1600m <波乱>
更新日時:2025年02月23日 15:29

馬名単勝Zone得票率勝率複勝率性齢騎手
14ミッキーファイト3.5A18.3%19.2%52.3%牡4戸崎圭太(58.0)
9コスタノヴァ4.2B17.3%18.0%49.6%牡5キング(58.0)
1エンペラーワケア5.5B15.4%15.6%44.6%牡5横山武史(58.0)
11ペプチドナイル7.2B13.7%20.5%49.8%牡7藤岡佑介(58.0)
12サンライズジパング7.1B11.3%10.5%34.4%牡4幸英明(58.0)
15ガイアフォース11.3C7.3%6.3%23.5%牡6長岡禎仁(58.0)
8ドゥラエレーデ28.1E3.9%3.1%13.2%牡5横山和生(58.0)
7サンデーファンデー26.7E3.2%2.5%11.2%牡5鮫島克駿(58.0)
2タガノビューティー50.2F2.1%1.5%7.9%牡8石橋脩(58.0)
5アーテルアストレア35.1F2.1%1.5%7.8%牝6横山典弘(56.0)
6メイショウハリオ60.8F1.6%1.0%6.3%牡8浜中俊(58.0)
4ウィリアムバローズ73.3F1.5%0.8%5.8%牡7岩田望来(58.0)
13デルマソトガケ78.0G1.0%0.4%4.3%牡5松若風馬(58.0)
10アンモシエラ113.8G0.6%0.1%3.4%牝4吉田豊(56.0)
3ミトノオー133.0G0.5%0.0%3.0%牡5田辺裕信(58.0)
16ヘリオス241.3G0.2%0.0%2.3%騙9原優介(58.0)
寸評(2025年2月23日 15時30分)
  • 1番人気「ミッキーファイト」の勝率・複勝率(推定値)が急上昇
  • 2・4・5番人気の勝率・複勝率(推定値)が1番人気に追走する形で上昇
  • 1番人気「ミッキーファイト」の得票率が上昇し、人気上位3頭の拮抗状態を破る
着順単勝人気馬番馬名
129コスタノヴァ
2512サンライズジパング
3114ミッキーファイト
券種配当
単勝9430円
複勝9170円
12210円
14150円
枠連5 – 6820円
馬連9 – 121,830円
ワイド9 – 12720円
9 – 14420円
12 – 14440円
馬単9 – 122,970円
三連複9 – 12 – 142,140円
三連単9 – 12 – 1413,510円
開催日当日の注目馬の更新タイミング
  • 開催日当日のお昼(12時)
  • 投票締切60分前
  • 投票締切30分前
  • 投票締切10分前

用語解説(異常オッズ注目馬)

用語  説明
得票率買い目フォーカスごとのオッズを、全体の売り上げに対する割合に置き換えた数字(「得票率」についての詳細は「得票率の求め方」の記事をご覧ください)
ゾーン特定範囲の馬連得票率ごとにブロックにして、人気をグループ化したもの(「ゾーン」についての詳細は「シンドロームの異常オッズ理論」の記事をご覧ください」)
勝率1着に入った割合
複勝率3着以内に入った割合

こちらに書かれている内容で被ったいかなる損害につきましては、株式会社ナクティブは保証いたしません。馬券は自己責任でお願いします

約10年のデータを見る限り、1番人気が馬券に絡む確率は81.8%あり、今回で言えば1番人気が予想される「コスタノヴァ」がそれに該当します。

2番人気、3番人気の馬については、3着以内に入る確率が一気に50%以下に落ちることや、配当指数の平均値が100以上であることを踏まえると、1番人気ほどの信頼性はないと判断できます。

このことから、フェブラリーステークスは「1番人気は馬券に絡みやすいけれども、人気上位のみの決着は発生しづらい」レースと考えることができるため、開催日当日に更新される上記の「異常オッズ注目馬」を活用いただくことで、高配当馬券の的中を期待することができるかもしれません。

レース分析

用語解説(レース分析)

用語説明
ゾーン着順    1~3着までの着順をゾーン別に表示(「ゾーン」についての詳細は「シンドロームの異常オッズ理論」の記事をご覧ください)
配当指数レースがどれだけ荒れたかを独自の計算式で評価。数値が大きいほど波乱
異常馬動向値的中した異常馬が人気薄であるほど、数値が高くなる
波乱指数「超堅い<堅い<平穏<波乱<大波乱<超波乱」の順番にレースが荒れる予想

レース傾向

年度 優勝馬名ゾーン着順配当指数異常馬動向値波乱指数1着馬得票率2着馬得票率3着馬得票率1番人気得票率三連単配当決着馬人気
2014コパノリッキーG-A-A15420波乱0.319.623.923.995.0万16-2-1人
2015コパノリッキーA-D-B00大波乱26.96.913.026.91.2万1-5-3人
2016モーニンB-A-E00波乱14.826.24.826.21.6万2-1-7人
2017ゴールドドリームB-B-B00波乱15.814.514.315.80.9万1-2-3人
2018ノンコノユメC-A-E440波乱8.627.94.927.94.2万4-1-6人
2019インティA-A-E00平穏21.327.04.627.00.7万2-1-8人
2020モズアスコットA-G-B3170波乱22.00.511.922.046.5万1-3-16人
2021カフェファラオB-E-D7271.96波乱17.73.36.117.710.2万1-9-7人
2022カフェファラオB-C-D280大波乱14.78.75.519.07.7万2-5-7人
2023レモンポップA-C-C00大波乱27.69.49.427.60.8万1-4-3人
2024ペプチドナイルF-D-F599150.51波乱2.45.81.921.4153.1万9-7-13人
平均236.520.215.613.69.123.229.2万

配当分析

年度波乱指数配当指数単勝馬連馬単三連複三連単
2014波乱154227,210円84,380円256,050円55,360円949,120円
2015大波乱0210円1,570円2,100円3,060円12,370円
2016波乱0510円680円1,510円3,820円16,010円
2017波乱0500円1,470円2,520円2,140円9,240円
2018波乱441,070円1,140円3,530円6,540円41,560円
2019平穏0260円430円750円2,310円6,620円
2020波乱317280円36,320円46,980円95,310円464,920円
2021波乱72330円6,620円9,300円24,940円101,710円
2022大波乱28510円2,640円4,690円16,200円76,940円
2023大波乱0220円970円1,420円2,630円7,700円
2024波乱5993,800円27,850円62,030円197,060円1,530,500円
平均236.53,173円1,4915円35,535円37,215円292,426円

レースの総括情報(約10年の傾向)

項目傾向
1番人気信頼度81.8%
2番人気信頼度45.5%
3番人気信頼度36.4%
配当指数平均236.5
1着馬得票率平均15.6
2着馬得票率平均13.6
3着馬得票率平均9.1
馬連万馬券率27.3%
三連複万馬券率45.5%
三連単10万馬券率36.4%
約10年のデータからわかること
  • 1番人気が絡む確率は81.8%と高い確率で3着以内に入る
  • 万馬券発生率が30%超と比較的高く、人気馬+穴馬の組み合わせが決まりやすい
  • 異常オッズが入った馬が3着以内に入ったのは過去11回のうち2回