競馬の結果を左右する要因
世の中には様々な指標がありふれておりますが、皆さんはどの指標を使って競馬をしているでしょうか。指標は一切使わず直感を信じて競馬をする方もいると思いますが、年間約3,330レースを直感頼みの運任せで乗り切るのは結構難しいですね。
競馬を「データ」に基づいて予想をする方であればスピード指数、コンピ指数等の「数値」を元に競馬予想をしている方もいると思いますが、ここでは競馬で最も幅広く利用されている数値の「人気」がどの程度競馬の結果を左右する要因か確認してみましょう。
単勝人気順位別に勝率と複勝率を比較していきます。
単勝人気 | 勝率 | 複勝率 |
1位 | 32.3% | 63.7% |
2位 | 18.6% | 50.7% |
3位 | 13.0% | 40.8% |
4位 | 9.5% | 32.7% |
5位 | 7.4% | 26.9% |
6位 | 5.4% | 21.6% |
7位 | 4.2% | 16.7% |
8位 | 3.0% | 13.5% |
9位 | 2.2% | 10.4% |
10位 | 1.7% | 8.1% |
11位 | 1.3% | 6.6% |
12位 | 1.0% | 5.0% |
13位 | 0.7% | 3.7% |
14位 | 0.4% | 2.9% |
15位 | 0.4% | 2.1% |
16位 | 0.2% | 1.4% |
17位 | 0.1% | 1.1% |
18位 | 0.1% | 1.2% |
単勝人気別の的中率
- 単勝人気の順位が高いほど、的中率が高くなる
- 単勝1番人気は「勝率32.3%、複勝率63.7%」
単勝1番人気のオッズレンジ別的中率
上記グラフから単勝人気の順位が高いほど的中率が高くなる傾向があり、単勝1番人気が一番的中率が高いことを具体的に数値で確認することができました。
しかし、人気が割れて押し出された形の1番人気と、断然の1番人気では当然勝率も複勝率も大きく異なるのはイメージできると思います。
それでは、どの程度違いがあるのかをオッズレンジ別に確認してみようと思います。
オッズ | 勝率 | 複勝率 |
1.0~1.9 | 51.4% | 82.3% |
2.0~2.9 | 32.6% | 66.4% |
3.0~3.9 | 24.0% | 54.2% |
4.0~4.9 | 15.7% | 41.2% |
5.0~5.9 | 14.5% | 39.1% |
6.0~6.9 | 1.7% | 15.0% |
単勝1番人気のオッズレンジ別的中率
- オッズが低くなるほど、的中率は高くなる
- オッズが1.0~1.9のとき「勝率51.4%、複勝率82.3%」に対し、オッズが6.0~6.9のとき「勝率1.7%、複勝率15.0%」
まとめ
今回のデータから競馬において「人気」という指標が的中率に対して最も影響を与えていることが分かったのではないかと思います。ただし、単に的中率が高いからといって人気の馬のみを購入していても妙味のある馬券を的中させる確率は低いと思われます。
もし、大穴馬券を狙いたい場合は「異常オッズ競馬塾」の記事をご覧いただき、「異常オッズ」という選択肢をご理解いただくのも良いかもしれません。
ちなみに我々のようなオッズ競馬の世界では、単勝ではなく馬連得票率を人気指標として利用します。おまけとして得票率別の的中率グラフをお見せします。
この記事のポイント
- 競馬において人気という指標が最も影響を与えている
- 単勝人気の順位が高いほど、的中率が高くなる
- 単勝1番人気の中でもオッズが低いほど的中率が高くなる