知ってるようで知らない競馬のサイクル

 競馬には、皆さんが知っているようで知らない「サイクル」があります。このサイクルは、競馬のルールや文化に根付いており、さまざまな影響を与えます。たとえば、番組構成、たとえば、馬券の配当などです。
 しかも、これは決してオカルトではありません。

競馬の年間サイクル

 1年のはじまりは1月1日ですが、競馬における1年のはじまりはどこですか? やはり、1月1日? いえ、新馬戦がはじまる6月です。新馬戦がはじまるころ、競馬界ではクラス編成があります。1年間出走してきた馬の獲得賞金にもとづき、規定の賞金に満たない場合は、下のクラスに落とされます(別定戦の出走条件にある3歳上500万4歳上900万といった表記)。

 我々競馬ファンは、有馬記念が終わると1年の終わりを感じますが、競馬人にとってダービーが1年を締めくくるイベントなのです。

 競馬番組は当然この年間サイクルに合わせて作られます。JRAは番組構成や出走条件を調整することで、その時期に勝って欲しい馬のイメージを固めています。
 オッズ競馬をしていると、数値ばかりを意識しがちなので、この当たり前のことをつい忘れてしまいますが、年中穴馬ばかりを狙っていては、無駄弾ばかりを打つ結果になりかねません。

時期ごとのおおまかな傾向
時期 名称 傾向
6月〜8月 夏競馬 新馬戦がはじまり、クラス編成が行われる頃。この頃は、勝ちに行く馬が多く、人気サイドが来る傾向が高くなる。
9月 狭間期 夏と秋の中間期で、夏開催とも秋開催ともいえず、馬券の傾向も不安定な時期。
10月〜11月 秋競馬 G1シーズンがはじまり、一般競馬ファンの意識が最も競馬にむきやすい時期。繁盛期のような穴馬が走りだす時期だが、まだ不安定さが残る。
12月〜翌5月 繁盛期 異常オッズを起こした馬が最も走り、馬券になる時期。穴馬がよく走る。

上記の傾向はあくまでも参考程度です。研究が進めば、異常馬が不振になる「狭間期」などの対応策も見つかると思われます。

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