オッズ競馬の流派

  オッズ競馬には大きく分けてふたつのの流れがあります。

  1. 異常オッズをとらえる(インサイダー理論)
  2. オッズ分布を分析する(分布論)

 シンドロームインサイダー理論ですが、分布論を軽視するつもりは全くありません。シンドロームの理論からはちょっとずれてしまいますが、分布論を紹介したいと思います。

分布論の概略

  あなたがあるレースのオッズ分析をする時、レース全体を見ることがあると思います。このとき、単に単勝人気のオッズだけでなく、得票率グラフなどで全体構造を見たり、荒れるのか堅いかを判断するなど知らず知らずのうちにレース全体を捕らえています。このような考えが分布論の基本的な思想になっています。

 レースの波乱度を考える上で、分布論的な分析は欠かせない要素となります。ここ最近の最たる分布論問題提起者は「万券スナイパーミヤグチ」です。スナイパーミヤグチ氏は三連複を中心にオッズ分析を行い、独自の波乱予測をしています。

 ちなみに、シンドロームに搭載されている波乱指数は彼の理論とは異なる見地から導きだされたものです。

他に例を挙げると、「オッズオン」理論に「断層を分析してその前をねらい打つ」という考え方があります。オッズオンは正確には分布論とは言えませんが、オッズ分布についても視野に入れています。

 さて、それでは分布論の構成要素は何でしょうか? シンドロームの見地で分析をしてみましょう。

  1. 1番人気の得票率
  2. 上位人気の頭数(抜けた人気馬がいるのか、三つ巴、マッチレース?)
  3. グループ形成(第一断層と第二断層の位置など)
  4. 異常を起こす馬の有無

 

 ここで重要なのは(3)の「グループ形成」です。わかりやすく8頭立てのレースを例にしましょう。抜けた1頭がいるケースを想定し、2種類のグループがあるとします。「1-4-3」というグループと「1-0-7」というグループがあった場合、前者は1頭抜けた馬がいますが、2番手以降も信頼に足る相手馬がいるケースになります。一方後者は、1頭だけ抜群に抜けていて、それ以下の馬はドングリの背比べと言った状況です。これを同列に扱うことは出来ません。

 分布論は詰まるところ「そのレースが荒れるのか? 荒れないのか?」という分析につきます。

分布論によるひずみ

 オッズ分布を調べていくとオッズには当然歪みが生じている事に気づきます。この歪みを逆手に取り、馬券に活かすのが分布論の基本スタンスです。

 しかし、分布論とインサイダー理論は相反する問題があります。

 インサイダー理論が、「関係者による過剰投票を狙い打つ」のに対し、分布論は、「売れていない所を狙い打つ」からです。まったく狙い目が真逆ですから両立しません。

 シンドロームでは、ゾーンという考え方を導入し、異常オッズに分布論の考え方を取り入れていますが、売れていないところを狙い打つのではなく、同じ異常オッズでも人気サイドに発生した異常と、人気薄の異常を区別するのに利用しています。

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