異常オッズを引き起こす原因

 異常オッズを引き起こしている原因はなんでしょう? 異常オッズとは、普通では考えられない過剰な投票を指します。オッズをゆがめるほどの投票なので、1万や2万ではなく数十万から数百万になります。
 このような異常な投票をする人は単なる思いこみや勘で馬券を購入しているわけではなく、何らかの裏情報を握っています。確たる根拠があって買われているのです。

 裏情報のうち、最も信頼度が高いとされているのが関係者情報です。特に調教師は馬を管理する立場の人間であり、所属馬すべての能力から適性、体調、気性を知り尽くした競走馬のエキスパートです。彼らの濃密な情報を、最も身近なお客様に流しているのです。
身近なお客様とはもちろん馬主のことです。

 しかし、馬主が常に正確な情報を握っている訳ではありません。単なるリップサービスの場合もあります。

 では、誰が異常オッズを引き起こしているのでしょうか? それは関係者自身です。日本では、競馬関係者による馬券の購入を禁止しています(競馬法第25条)。しかし、それはあくまでも建前で、実際には隠れて馬券を買う関係者が多く存在します。JRAは見て見ぬふりをしているだけです。

パドック

 もちろん、堂々と窓口で馬券を買うようなマネはしません。あくまでも目立たないように隠れて行われています。知人に頼んだり、懇意にしている競馬記者に頼んだり。ちなみに馬主の場合は、「買い子」と呼ばれる第3者が馬券を買っている場合もあります。

 インサイダー情報はただ持っているだけでは意味がありません。情報を元に馬券を買ってこそ生きてきます。でも、馬券を購入した瞬間にそれはオッズとして現れます。どんなに隠そうとしても、これだけは隠しきれません。

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