シンドロームロジックの基礎

 オッズ理論を考えるとき、2つのモノの見方があります。ひとつは分布論に代表されるように、馬券は売れていないが期待値の高いポイントを狙う。もうひとつは、インサイダー理論のようにオッズ異常があったポイントを狙う手法です。オッズ異常があったということは、その馬、馬券が買われているということになります。

買われている馬を狙え

 シンドロームのロジックの大原則は「売れている(買われている)馬を狙う」ということです。極論をすると、1番人気の馬を買えということになります。1番人気に支持される馬は、そのレースで勝ち上がる可能性が高いとみられているから馬券が売れます。

 しかし、1番人気を狙った馬券は、一般票をふくめてこぞってみんなが買うため、ゼロサムゲームである競馬では非常に損が出やすい戦略です。1番人気を買い続けると、控除率を除いた回収率75%〜80%に収束します。そこそこ当たるし、大きく負けはしませんが、資産はじりじりと目減りしていきます。

インサイダーによる確信票と一般票

 シンドロームには時系列オッズを分析し、その時売れている馬がひとめでわかるCTが搭載されています。CTの基本的な考え方はのちほど説明しますが、まず次の図を見てください。

CTの表示

 CTは人気順に並んでいます。上に行くほど人気サイドで、下に行くほど人気薄になります。このように見ても分かるように、人気サイドには票が集中し、馬券が売れている状態がみてとれます。売れている馬を狙うのがシンドロームの大原則ですが、人気サイドを狙っては勝てません(儲かりません)。
  CTを見てもわかるように、人気サイドに集中している票は一般人が買っている「一般票」です。ゼロサムゲームでみんなと同じことをしていれば絶対に勝てません

 シンドロームをはじめとする「インサイダー理論」は、関係者による「確信票」を狙います。確信票とはひとことで言うと「この馬はこのレースで3着以内にはいります」といった裏情報に基づく投票です。そんなものあるのか? と疑問を持たれるのも当然ですが、あるのです。どのような秘密情報であれ、それを秘密のままにしておいては価値がありません。競馬における裏情報とは、儲けにつながる情報です。
  つまり、「情報を馬券に変えてはじめて価値がでる」情報といえます。

 どんな秘密情報も馬券を買った瞬間にオッズに反映されます。これが「確信票」としてCTに現れます。

CTの核になっている「過剰」という考え方

 異常オッズを検知する方法はいくつもありますが、シンドロームでは「過剰」という考えが基本です。いいかえると票が人気サイドに集中するという考えです。ひとつ前の時間の馬券よりも、現在の時間の馬券の方が売れていれば票が集中している状態=過剰が発生していると考えています。
  逆に売れていなければ数値は小さくなります。

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