異常オッズ発生の仕組み

 オッズは、ある人が馬券を買った時の票数の変動により変動します。通常であれば、新聞の印やみんながどう予想しても優位のゆるがない馬などに表が集中し、人気になります。それ以降の馬も美人投票よろしく、みんなが買いたいと思うかどうかで順序とオッズが決まります。このように決まるオッズを「一般票」といいます。

 それに対して「異常オッズ」とは、明らかにオッズの秩序を乱すような買われ方をしている馬のオッズを指します。オッズは人が作るものなので、誰かが意図的にその馬の馬券を買い占めているということです。
  では、どうしてこのような異常オッズが発生するのでしょうか?

異常オッズ発生の要因

 異常オッズの発生要因は複数あります。

メディアによる異常オッズ

 一部のメディアは、異常オッズを引きおこす要因になります。たとえば、スポーツ新聞で穴予想で有名な予想家。全国放送での著名人の推奨馬。グリーンチャンネルのパドック推奨馬(GC推奨馬)。
  これらは過去にすべて異常オッズとして発生しうる要因にあげられ、実際にその現象は確認されています。ただし、これらはメディアによっては区別のしやすい発生の仕方をするため、シンドロームが必要とする直前異常オッズにはあまり影響がありません。

例) グリーンチャンネル推奨馬

GC推奨による異常オッズ

※青い数字がGC推奨馬。締め切り14分前に発生。

馬主の応援による異常オッズ

 アドマイヤの近藤氏の所有馬などは、異常オッズを起こしやすいのですが、実際に馬券にからむ異常オッズが少ないのが特徴です。一部の大馬主さんのなかには、道楽で馬券を買う人がおり、自分の所有馬から大枚を張ります。しかし、根拠のない投票ばかりなので、馬券にはあまり影響がありませんが、大馬主は三連単に投票するので、区別を要する場合があります。

 共同馬主の馬にも同じような現象が見られます。たいていは100円の単勝馬券が多く、三連単に現れることは少ないです。

インサイダーによる異常オッズ

 関係者情報をもらった馬主や記者、あるいは関係者自身が内部情報をもとに馬券を買った際に発生する異常オッズです。これが最も馬券に直結する異常オッズといえます。

  競馬関係者(騎手、調教師、厩務員、JRA職員)は、競馬法により馬券の購入を禁止されています。しかし、違反しても刑事罰に問われることはなく、露骨な買いかたをしない限りは黙認されているのが実情です(騎手や調教師がそのまま馬券売り場に現れることはありません)。
  たとえば、親しい記者や知り合いに頼んで、代わりに馬券を買ってもらえば、関係者も馬券を購入することは可能です。

 もうひとり、関係者の近くにいながら、合法的に馬券を買える人がいます。それが馬主です。馬主は関係者の最も近くにいる部外者なので、内部情報を入手し、それをもとに馬券を買ってもお咎めはありません。

 どのような経路にせよ、関係者情報をもとに買われた馬券が「インサイダーによる異常オッズ」です。

シンドロームでは、この異常オッズを三連単直前オッズ分析で検知しています。

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