オッズ競馬と投資競馬の違い

 オッズ競馬とたまに混同する人がいます。投資競馬とオッズ競馬は別モノです。投資競馬のなかには、単勝2番人気を追い上げたりする方法があるため、「人気で馬券を買う=オッズ競馬」と勘違いする人がいます。でも、両者には明確な違いがあります。

オッズ競馬と投資競馬が目指しているもの

投資競馬の定義

 投資競馬が主眼においているのは、資金管理です。資金管理にはさまざまな側面がありますが、投資競馬において利用されている資金管理手法は、「追い上げ」です。

 ものすごく簡単に説明すると、あるレースに100円を賭けて外れたとします。しかし、前のレースの損失を取り戻すには、2倍以上の配当を得る必要があります。高配当馬券は誰もがとりたいものですが、的中配当は自分ではコントロールできません。そこで、コントロール可能な賭け金を調整します。

 追い上げにはいろいろな手法がありますが、最も基本的なのがマーチンゲール(倍々法)です。マーチンゲールは、次のレースに賭けるお金を、これまでの損失額の2倍にして賭けます。理論的にはいつか勝てる計算になりますが、下記のシミュレーション結果を見て下さい。

マーチンゲールによるシミュレーション

シミュレーションは、単勝1番人気が2.0倍以上の配当がつくと仮定した場合です。1番人気の勝率は25%なので、勝率を25%に設定して、100回試行した結果です。

 60回付近で資金が大きく落ち込んでいることがグラフから読み取れます。この時の賭け金は、次のようになりました。

マーチンゲールの賭け金

100円からスタートしているにもかかわらず、不的中が続くとどんどん資金が大きくなり、25%の的中率の馬券をあてるまで、408,700円(100+200+400+…)がかかりました。

これが追い上げによる資金管理の一例です。投資競馬の世界では、この賭け金の急激な上昇をおさえるため、さまざまな資金マネージメント法が考案されています。カジノなどオッズで勝負するギャンブルの世界も同様です。

 投資競馬では、ポイントはあくまでも資金管理方法であり、どの馬を買うかは確率的に数値が安定しているのならなんでも良いのです。

オッズ競馬の定義

 オッズ競馬は通常の競馬同様に、どの馬を狙うかに主眼があります。オッズ競馬は、大きく分けると2つの系統があります。ひとつは「インサイダー投票=異常投票検知」、もうひとつが「分布論」です。両者の違いは「オッズ理論の分類」を参照してください。

 ここでは「インサイダー投票=異常オッズ検知」についてふれます。

 時系列オッズや複数の券種を分析して、異常投票を見つけ出すのが異常オッズ検知の基本です。問題は、オッズをどう捉え分析するかです。

 このやり方については様々な方法論がありますが、シンドロームでとっている方法論は、「時系列オッズ分析」です。シンドロームでは券種ごとの投票は別の人によるものだと判断しています。現在の異常オッズは、「三連単の直前オッズ」に特に現れます。三連単オッズを特別な計算式で数値化し、各時間、馬ごとの異常オッズを浮き彫りにするのがシンドロームの時系列分析です。

 ですから、何番の馬に大きな異常が発生したと判断できます。インサイダーによる異常投票馬のことを「アウトライヤー」と呼んでいます。

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